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2024.7.1

お子様のおこづかいどうしてますか?


【キャッシュレス化の進展】
 
2020年のコロナ禍以降、新しい生活様式が浸透しつつあります。
 
日常の様々なものがオンライン化し、クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス(現金以外のお金の支払い方法)の動きも加速しています。
 
キャッシュレスは効率的、便利、安全、人手不足が解消できるというメリットがあり、世界的な流れとともに、日本でも官民一体で普及に取り組んでいる状況です。
子どもたちの中にも、実際に現金を使う機会が減ったという声が聞かれます。
電子マネーは小学校の 1 年生でもよく知っており、「ポイントもお金」と答えます。
 
その一方で、オンラインゲームのアイテムを親のクレジットカード決済などで「親のお金で購入している」という認識が薄いのが実情です。
また、商品の選び方など日常の会話を通じてお金の大切さを教える機会が少なくなってしまいました。
 
【お金の大切さを教えよう】
 
キャッシュレス時代において、子どもにお金の大切さを実感として伝えるポイントは次の3つです。
 
①お金は働いて得るもので限りがあることを伝えよう
 
お金を使うということは、お金とモノやサービスを交換することです。
労働の対価である「収入」には限りがあり、「家計」として予算化されています。
その中からおこづかいも出ており、家計の一部で信用して任されたものであるという共通認識を親子で持つことが大切です。
 
 
②消費を振り返る習慣を身に付けよう
 
その金額の価値にあった交換になっているか、消費を振り返って考える習慣を身に付けることが重要です。
電子マネーでは残高が即時に確認できません。レシートや電子マネーの履歴で「見える化」して意識していきましょう。
データをチェックする習慣があれば、お金の流れを把握し無駄な出費を防ぐことができるでしょう。
大人になってからクレジットカードを利用する際にも役に立ちます。
 
 
③親子でおこづかいのルールを決めよう
 
おこづかいの金額と使い道を親子で一緒に決めていきましょう。
子どもの意見も反映しておこづかいのルール作りをします。
子どもは自分で決めたルールであれば受け入れて守るでしょう。
そして、話し合いの中で親の気持ちを伝えます。
年齢があがると親子の会話も減っていきますが、子どもにとってお金はとても関心の高いものなので、コミュニケーションを取るよい機会になるでしょう。
大人になる前に、おこづかいを通じてお金の大切さとバランスの取れた金銭感覚を身に付けさせたいものです。